2024/10/29

【重要】リニューアル改装工事に伴う休館のお知らせ

この度、お客様により快適にお過ごしいただけるよう、当旅館では大規模なリニューアル改装工事を実施することとなりました。つきましては、下記の期間中、全館休業とさせていただきます。

■休館期間
2024年11月1日~ 2024年12月24日
2025年1月13日~2025年1月24日

なお休館中の問い合わせは、平日8:00-17:00となります。

■改装の主な内容
客室の改装
お食事処の改装
外装

■年末年始期間の営業について
年末年始の期間(12月25日~1月12日)は通常通り営業いたします。
外に足場がかかっている状態のため、当館の最大の魅力である「全室オーシャンビュー」は、十分にお楽しみいただけない状況です。
これに伴い、期間限定で通常価格よりお得にご宿泊いただける、特別割引プランをご用意いたしました。
工事の影響で眺望は制限されますが、温泉やお食事など他のサービスは通常通りご提供いたします。
この機会に、お得に海遊亭の魅力を体験してください。

■リニューアルオープン
1月25日(土)にリニューアルオープンが決定!

お客様にはご不便をおかけいたしますこと、心よりお詫び申し上げます。
リニューアルオープン後は、さらに快適な空間と充実したサービスをご提供できるよう、スタッフ一同努めてまいります。
皆様のご理解とご協力を賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
リニューアルオープン後の当旅館にどうぞご期待ください。
今後とも変わらぬご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。



海遊亭

2024/03/31

送迎サービス終了のお知らせ

2024年3月31日をもちまして、当館への送迎サービスを終了させていただきます。
ご利用のお客様には大変ご迷惑をおかけいたしますが、ご了承いただきますようお願い申し上げます。

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伊豆七島とジオのおはなし

当館より望める島々

伊豆七島は、伊豆諸島のうちの7つを指す、東京都に属する島々です。
大島・利島・新島3島は、当館よりはっきりと見ることができます。式根島は、天候次第で見えることがあります。
*八丈島・御蔵島は、はるか遠方のため当館からは眺められません!

七島のおぼえうた

地元の人達は、
伊豆七島に愛情を込めてこんな風に覚えています

 (大島
 (利島
 (新島
聞こえし (式根島) 
こうづしま神津島
みやけ (三宅島
みくら (御蔵島

はちじょう八丈島
に近い

*伊豆七島として呼ばれているのは、赤字の七島を示すことが一般的です。


 

各島のご紹介

大島 [OSHIMA]
[面積] 91㎢
[周囲] 52㎞
[当館からの直線距離] 約32㎞
[世帯数] 約4,500
[観光客数] 約102,000人
[特産品] 椿・椿油・大島牛乳・トコブシ

利島 [TOSHIMA]
[面積] 4.12㎢
[周囲] 8㎞
[当館からの直線距離] 約35㎞
[世帯数] 約180
[観光客数] 約2,600人
[特産品] 椿・椿油・サザエ・シドケ・さくゆり焼酎

新島 [NIIJIMA]
[面積] 23.12㎢
[周囲] 28㎞
[当館からの直線距離] 約48㎞
[世帯数] 約1,100
[観光客数] 約2,600人
[特産品] くさや・あめりか芋・焼酎・新島ガラス

神津島 [KOZUSHIMA]
[面積] 18.58㎢
[周囲] 22㎞
[当館からの直線距離] 約60㎞
[世帯数] 約930
[観光客数] 約20,000人
[特産品]金目鯛・たかべ・赤いか・焼酎

三宅島 [MIYAKEJIMA]
[面積] 55.26㎢
[周囲] 35㎞
[当館からの直線距離] 約86㎞
[世帯数] 約1,500
[観光客数] 約22,000人
[特産品] 金目鯛・あしたば・牛乳煎餅・焼酎

御蔵島 [MIKURAJIMA]
[面積] 20.55㎢
[周囲] 16.4㎞
[当館からの直線距離] 約110㎞
[世帯数] 約160
[観光客数] 約3,100人
[特産品] あしたば・ニオイエビネ・水(ミネラルウォーター)・拓殖,桑加工製品

八丈島 [HACHIJOJIMA]
[面積] 69.11㎢
[周囲] 58.91㎞
[当館からの直線距離] 約195㎞
[世帯数] 約4,200
[観光客数] 約47,000人
[特産品] フェニックスロベレニー・くさや・黄八丈・焼酎

伊豆半島のおはなし

南から来た [火山の贈り物]

伊豆半島は、実は [半島] ではなく、伊豆諸島の島々と同じような [島] でした。
今よりもはるかはるか南の海で生まれた、海底火山の集まりでした。
火山活動を繰り返しながらプレートの北上とともに移動して本州に衝突し、約60万年前に、現在の半島の形になりました。
伊豆が本州に衝突する前の海底火山時代にたまった地層は、伊豆半島の土台をつくっています。
本来は海の底にあった太古の海底火山のなごりは、本州との衝突によって隆起して地上に現れました。

そのため、伊豆半島は [南から来た火山の贈り物] と呼ばれています。

移動し続ける伊豆半島

この、伊豆半島の土台(プレート)は、驚くべきことに現在も常に移動し続けています。
そのスピードは、年間4~5㎝。人間が1年に伸びる手指の爪の長さと同じくらいです。
微々たるものと感じるかもしれませんが、地球にとっては大事です。

こうした伊豆衝突ほどの大変動は、当然私たちに大きな試練も与えます。
衝突帯には、南海トラフの延長をはじめとする活断層が密集しています。
これらの断層は、いつ直下型地震を引き起こしてもおかしくない状況であるといわれています。
このような地震は、過去に富士山の山体崩壊を引き起こしてきました。

しかし、伊豆半島各地でこんこんと湧き上がる温泉・風光明媚な自然景観・特産物は、この衝突無くしては生まれません。
恩恵を得ると同時に、大きな試練も存在することを、ぜひともこの機会に覚えておいてください!


伊豆 衝突の恩恵

伊豆諸島が本州に衝突することで、南海トラフや相模トラフなどの海底の窪みが陸に向かって極端に屈曲します。
そのため、実は駿河湾や相模湾は、地球上でも珍しい「陸に近い深海」といわれています。
これらの海域は深海魚の宝庫であり、金目鯛はその代表格です。
陸近くに漁場があるため、新鮮なうちに水揚げができることが何よりの強味です。

また、毎年日本人を楽しませてくれる桜(ソメイヨシノ)も伊豆衝突の恩恵です。
もともと本州に分布したエドヒガンと伊豆諸島の固有種であったオオシマザクラが、伊豆諸島の北上と衝突によって交配して誕生したのがソメイヨシノなのです。

近隣のジオスポット

河津七滝 [Kawazu Nanadaru]
河津七滝温泉、大滝温泉は伊豆の天城山ふもと河津町の河津川上流の渓谷に佇む静かな 温泉街。河津では滝のことを「水が垂れる」 という意味で垂水(たるみ)と呼んでいたため、「 ななたき 」ではなく「 ななだる 」と 呼んでいます。河津七滝温泉には温泉の他に川端康成著「伊豆の踊り子」の舞台でも有名で 七つの雄大な滝の他、旧天城トンネル等見所が沢山ある観光地でもあります。また近年では1月下旬より3月上旬にピンク色に咲き誇る「河津桜まつり」も開催され多くのお花見客でにぎわいます。春はバラと菖蒲、夏は海、秋は紅葉、冬は河津桜・・・と通年遊べる観光地です 。

[アクセス]
当館より車で約20分。バスも運行しております。

大滝 [oodaru]
・河津七滝中、最大の高さを誇る滝です。滝の全長30m、幅7m、垂直立ち上がる玄武岩の壁から雄大に流れ落ちています。
 地図はこちら
出合滝 [deaidaru]
・2つの流れがここで出合ってひとすじの流れになります。流れ込む水の青さが印象的な滝です。
 地図はこちら
かに滝 [kanidaru]
・白い流れと緑のコントラストが美しいかに滝。美しい渓流の中ひっそりと佇む小さな滝です。
 地図はこちら
初景滝 [shokeidaru]
・白い流れと「踊り子と私」のブロンズ像が自然の中で調和し、伊豆の踊り子の敘情をかもしだしている滝。この場所は滝祭りのメイン会場でもあり、シャッターポイントです!
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蛇滝 [hebidaru]
・玄武岩の模様が蛇のうろこのように見える事から、へび滝と名づけられました。
 地図はこちら
海老滝 [ebidaru]
・えび滝は滝の形が海老の尾ひれに似ていることから、この名が付けられています。このえび滝はつり橋上から眺めることができます。
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釜滝 [kamadaru]
・覆いかぶさる様な玄武岩の上から雄大に流れ落ちる、迫力満点の滝です。かつては地獄谷と恐れられていたほどの滝で、七滝中2番目に高い滝です。
 地図はこちら

河津七滝観光協会HPはこちら
峰温泉大噴湯公園
1926年に掘削された温泉で、摂氏100度の温泉が、1日7回、地上30メートルの高さまで噴き上がります。
本当はいつでも噴き上がるのですが、管理上普段は止めていて、1時間ごとに噴き上げています。温泉はとても熱いのですが、噴き上がった温泉が降ってくる頃には冷えていますので、噴湯の様子を近くで眺めていても大丈夫です(濡れますが)。迫力の噴湯をぜひ体験してみてください。
9:30~15:30まで1時間ごとに1分間噴湯が公開されています。
*金曜・火曜は源泉維持管理作業のため休み

[アクセス]
当館より車で約5分。バスも運行しております。
地図はこちら

稲取細野高原
細野高原は約80万年前~20万年前に噴火を繰り返していた天城山の一部です。
浸食し残された高原は、水はけの悪い泥流堆積物に覆われ、高原湿地を作り出しました。
毎年山焼きが行われており、長年にわたってススキの草原が維持されています。
また、高原の湿地には多くの湿原植物や水生昆虫・トンボなどが見られます。湧水も多く、古くから山麓の飲料水として使われてきました。

*湿原には貴重な植物が生息していますので、遊歩道から外れないようにしましょう。

 

[アクセス]
当館より車で約20分
地図はこちら
HPはこちら
黒根岬
約1万9000年前、稲取火山から南東に流れ出した溶岩は海に達し、黒根と呼ばれる岬を作り出しました。
この岬は岩場であるのにも拘わらず狭い地域にクロマツ、トベラ、マルバシャリンバイ、カイガンマサキ、マルバアキグミ、イワタイゲキ、クサスギカズラ、スカシユリ、オニヤブソテツ、ハマホラシノブなど多様な海岸植物が観察できます。
岬を見下ろす場所に磯部神社が祀られています。

[アクセス]
当館より車で約15分
地図はこちら
はさみ石
昔、付近の海岸はサザエやアワビの宝庫であったため、漁場をめぐる争いが絶えませんでした。
この争いを見かねた天城山の天狗が石を運び、間に石をはさんで争いをおさめたという伝承が残っています。
20万年前頃まで活動していた天城火山の溶岩が波の浸食をうけ、大きな二つの岩が小さな岩をはさみこむ奇岩を作り出しました。

徒歩でのアクセスは危険が伴うようです
こちらのHPをご参考くださいませ。

 
伊豆半島ジオパークミュージアム [ジオリア]
伊豆の自然の魅力を、実物や模型を実際に見ながら、あるいは触りながら楽しく学習できる無料の体験型施設です。
 

[施設情報]
伊豆市修善寺838-1修善寺総合会館1階
電話番号:0558-72-0525
料金:無料
営業時間:9時から17時
休館日:毎週水曜日(水曜日が祝日の場合、その翌日)
ジオリアホームページ(外部リンク)

伊豆半島ジオパークのHPはこちら

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